【Excel】「貯める」「殖やす」に役立つExcel② RATE関数

【Excel】「貯める」「殖やす」に役立つExcel② RATE関数

つみたてNISAで積み立てる投資信託の検討をした際に利用したExcel関数についてまとめてみました。

今回はRATE関数です。

利用例

20年後に2000万円貯めるために毎月5万円を積立したいと考えているとします。この時、目標を達成するのに必要な収益率は何%でしょうか。

構文と引数

構文と引数(引数)は以下の通りです。

RATE(期間,定期支払額,現在価値,将来価値,支払期日)

期間積立投資の払込期間を指定。利用例では20年。
定期支払額積立投資の払込額を指定。利用例では50,000円。
現在価値現在の残高を指定。利用例では頭金なしなので、0を指定。
将来価値目標額を指定。利用例では2,000万円。
支払期日払込が期首か期末かを指定。期首の場合通常は1を指定。
0または省略→期末(利用例では期末を想定)
0以外の値→期首

入力例と計算結果

例えばExcelシートで以下のような表を作成し、計算を行います。

RATE関数

 

留意点

PMT関数同様、求めたい推定値と期間及び定期支払額の単位(例えば、月なのか年なのか)を揃える必要があります。上記入力例では期間と定期支払額を月数で指定し、月率として求めた推定値を年率に直しています。

なお、同様の計算は、モーニングスター社ホームページの「詳細条件からファンドを検索」ボタンを押下して遷移するページで簡単に行うことが出来ます。

(おわり)